はじめに
IoT・AIセンターが包括協定を締結している熊本市北区役所・蔦屋書店(ニューコ・ワン)・中学校放送部が連携するプロジェクトがスタートしました。
このプロジェクトは、SCB理論を用いて地域に存在する資源を仮想化し、メディア資源としてつなげることで地域情報拠点を構築する取り組みです。
地域資源同士をつなげる
つなげることを試みている各主体が保有するメディア資源は以下のとおりです。
1:清水中学校放送部の資源:校内放送やNHK放送コンクールへの挑戦を通して培った部員たちの「アナウンス能力」と、部員と顧問の先生の「地域に貢献したいという熱意」
2:TSUTAYA AV CLUB植木店の資源:示唆に富み、バラエティ豊かな「書籍やCD」と、知の宝庫である書籍との出会いを楽しむ「地域住民が集まる場」
3:北区役所の資源:ず~っとすみたいわがまち北区のスローガンのもと、地域住民にとって有益な情報を共有できる拠点構築を目指す「区役所職員らの熱意」と行政が持つ「信用」
4:崇城大学IoT・AIセンターの資源:最先端の「ICT技術」と地域活性化に意欲的な「崇城大学学生」と、地域のメディア資源をつなげるための理論である「SCB理論」
つなげる仕組み
- これらの資源をつなげるため、蔦屋書店から古典からライトノベルまで幅広いジャンルの書籍を提供された清水中学校放送部員が書籍を朗読し音声コンテンツを作成しました。
- 崇城大学学生が音声コンテンツにBGMや効果音を加えて演出を施したものを蔦屋書店店内で放送し、書籍の魅力を伝えるとともに、中学生らの地域に対する思いを来店した地域住民と共有します。
- この動きを北区から全市、全国に向けて発信するために、リアルな拠点である蔦屋書店に加えて、崇城大学学生がウェブサイトやSNSを用いてバーチャルな拠点を構築します。
- このプロジェクトの推進に当たっては特定非営利活動法人ソナエトコ代表の水野直樹さんにご尽力をいただきました。心から御礼申し上げます。
活動の様子
8月1日には北区役所職員の方々と崇城大学学生が、清水中学校放送部とTSUTAYA AV CLUB植木店を訪問し、プロジェクト推進に向けた協議をおこないました。
崇城大学情報学部3年森田さんから清水中学校放送部員のみなさんへ趣旨説明
清水中学校放送部員が作成した朗読コンテンツと資料を受領
バラエティに富んだ書籍の数々
書籍の魅力を中学校放送部員の朗読に乗せていかに効果的に伝えることができるか協議